ジャガード織りタオル 3Dシミュレーションの案内

ジャガード織りタオル シミュレーションの案内

三和タオルでは、プリント加工タオル製品に加え、ジャガード織り(毛違い織り)タオルの製造にも力を入れております。

ジャガード織りタオルは、織りのパターンを設計することから始めるため、新規デザインでは織り型の制作費がかかります。この織り型の仕上がりが、最終的なタオルの品質を大きく左右します。しかし、経験を重ねても、実際に織ってみなければ分からない部分がどうしても生じることがありました。特に複雑なデザインでは、過去のものとまったく同じ仕上がりになるとは限らず、その都度新たな考察が必要になります。

実際に「このデザインのタオルではジャガード織りではどのように仕上がりますか?」「この大きさは問題無いですか?」という質問は必ずと言って良いほどあり、お客様が不安な点であることは十分に理解しています。弊社では経験も加えて出来るだけ丁寧に説明していましたが、最終的にはサンプルを作ってみないと分からない部分もありました。

そこで、3Dシミュレーションを導入しました。このシミュレーションは、織り型を実際に作成する前に、仕上がりを詳細に確認できる非常に優れたツールです。実際の型代の約15%の費用で利用でき、平日なら2〜3日で完成します。また、型を作る職人がシミュレーションを作成するため、実際のタオルの仕上がりもシミュレーションとほとんど一致するというメリットがあります。

ジャガード織りタオルの試作には、通常、型代・サンプル製作費・諸経費を含む高額な費用と、2〜3週間(時期による)の期間が必要ですが、3Dシミュレーションを活用することで、大幅なコスト削減と納期短縮が可能になります。

3Dシミュレーションの実例と説明

実際にシミレーションの画像を見てみましょう。デザインはAdobe Illustratorなどを使用してデジタルデータで作る必要があります。このデザインの制作は三和タオルでもサポートしています。以下の画像は白と青の2色毛違いでデザイン校正、両サイドの文字が入っている部分は毛中(タオルのループの部分)とは違った色で校正が可能です。
スポーツタオルなどはモチーフの大きさをある程度確保することが出来るので、デザインそのままで迫力のあるタオルを作る事が出来ます。

スポーツタオルのジャガード織りシミュレーション

20cm×20cmのハンカチのデザインを見てみましょう。この大きさであえてキャラクターのイラストを用意しました。また難しさが伴う着物の重ね、着物の柄を使っています。ジャガード織りでキャラクターを表現する場合に一番の難点は目鼻口となります。この雰囲気を掴むのに最も活用出来るのが、3Dシミュレーションだと思っています。

ジャガード織りタオルハンカチのシュミレーション

価格や製作の案内

ジャガード織りの費用値段の詳細や製作の受付は
弊社のオリジナルタオル製作サイト、オリジナルタオルを作りま専科(ジャガード織りタオル案内)から行っています。
以下の画像をクリックしてもページに行けます。
宜しくお願い致します。

ジャガード織りタオルの製造案内

この記事を書いた人

藤田 昌己
藤田 昌己
三和タオル製織株式会社
奥京都である福知山市でタオル製造を行っているタオル工場で育つ。
小さなタオル工場ならではの製品づくりに、日々奮闘しています。運営にも携わりつつ、現場での作業も行っています。

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